唯敬寺は新潟県長岡市にある浄土真宗本願寺派の寺院で、東山墓地公園の管理を行っています。
如法山(にょほうざん)・梅鶯山(ばいおうざん)と二つの山号をもっていますが、現在は如法山 唯敬寺で親しまれています。開基は1507年で、その当時は信州東筑摩郡(現在の長野県松本市)に在居していました。
1507年5月 | 松本城主小笠原氏の招きにより、信州筑摩郡に僧 明善を開基として建立される。 その後、川中島の戦いを逃れ、越後柿崎町笹花村(現在の長岡市上前島)に居を構える。 ※二度にわたる戦災(戊辰戦争、長岡空襲)で、本堂と庫裏と共に資料なども焼失してしまったため、その後の詳細ついては不明な部分が多い。 |
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1789年頃 | 上田町に在居し、長岡藩の兵糧預かり所となって戊辰戦争では炊き出しを行う。 |
1845年 | 長岡藩御用蔵の拡張のため、赤川(現在の山本町)に移転する。 |
1860年 | その後、長原町(現在の草生津)に移転し、門前町の開設に参加する。長原町は石打町と並んで「南廊の長原町」、「北廊の石打」と呼ばれるほどの歓楽街となり、長岡花火の始まりの地とも伝えられている。 |
1992年 | 長岡空襲で消失した本堂と庫裏を再建し、現在に至る。 |
唯敬寺では1年を通じて様々な法要や行事を営んでいます。毎年の恒例となっている法要と行事のご案内をいたします。
1月 | 十一日講(新春落語会) |
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2月 | |
3月 | 十一日講 |
4月 | 十一日講 |
5月 | 瞽女唄 妙音講 (ごぜうた みょうおんこう) |
6月 | 十一日講 |
7月 | 十一日講 |
8月 | 11日 盆参 |
9月 | 十一日講 |
10月 | 11日 お取越し報恩講 |
11月 | 十一日講 |
12月 | 十一日講 |
※十一日講(常例法座)について
当寺ではほぼ毎月、参加者の皆さんとお勤めをした後に、浄土真宗本願寺派の布教師のご法話をお聞きいただく常例法座を営んでおります。毎回11日に行われることから、十一日講と呼んでいます。参加は無料です。どうぞお気軽にご参加ください。
※新春落語会について
1月の十一日講では、長岡市出身の落語家、入船亭扇辰師匠をお招きして新春落語会(無料)を開催しています。平成7年以来、毎年行われ、正月の恒例行事となっています。
※瞽女唄 妙音講(ごぜうた みょうおんこう)について
当寺が長岡瞽女の師匠である山本ゴイさんにゆかりがあったことから、毎年5月には瞽女唄 妙音講を開催しています。
□初参式(しょさんしき)
浄土真宗の門信徒のご家庭に生まれた赤ちゃんが初めてお参りする「初産式」は、尊いご縁によって恵まれた新しいいのちを阿弥陀如来の御前にて、ご家庭、また縁ある方々そろってお祝いし、感謝する式です。
□仏前結婚式
人生の門出を飾る結婚式。仏教徒そして、その感激を忘れることなく、報恩感謝の生活を築く第一歩として、仏祖の前での「仏前結婚式」をお勧めします。
□起工式
一般的に「地鎮祭」と呼ばれるものを、浄土真宗では「起工式」と呼んでいます。無事に建築の運びとなったことを阿弥陀如来に感謝するとともに、良い建築を完成させることを仏前で誓います。
この他にも様々な法要や仏事がございますが、ここでは割愛させていただきます。
また法要や仏事については、ご不明な点が多い方もいらっしゃるかと思います。その様な時には、まずは当寺までお問い合わせいただければ幸いです。